Journal いろんなモノコト
Trend
こんにちは、veki designのシホです。
今日は流行・トレンドについて書いていこうかと思います。
webでもトレンドってあると思いますが、fashionも勿論あります。
気づくと流行っているし、急に今まで見たことないデザインや
はたまた、またコレ・・?と
さまざまなものがトレンドとして登場してますよね。
はじめのうちは違和感だけど、芸能人とか身につけてる。。
可愛いかも・・!?可愛いかも・・!
という流行は結構あるはず。
(何かとつけて可愛いと言うのは悪いくせなので直したい、語彙力増やしたい)
私の個人的見解も交えながらですが、書いていきたいと思います。
※この記事を書くにあたり、そもそもファッションをカテゴライズするものではないのですが、
分かりやすくするため、カテゴリします。
どこに属しているから良いとかよくないとかではないです。
オシャレは自己満足◎と私は思っています!
前提知識としてトレンドができるざっくり流れ
トレンドは決められている?
トレンドは「国際流行色委員会」という国際的組織からスタートし、
約1年半の年月をかけて作られていきます。
トレンドカラー > 大まかなトレンド > 生地(色、柄、素材)> コレクション
世間に広く認知されるファッションショー・コレクションは、
トレンドが公の場に出るハレ舞台です
しかし、その全ては受け入れられず、
ショーを見たバイヤーやインフルエンサーと言われる人々の
フィルターにかけられ、ほんの一部のものだけが、
本当の意味での「トレンド」として走り出します。
*以前よりショーもオンライン化がどんどん進んでいるので、
一部の特別な人だけが見れる、ではなく一般の人も、
ファッションに関係ない職業の人でも(!)
見ようと思えば誰でも見れるようになっているので
派生の仕方やトレンドの生まれ方も昔に比べて多様化している気がします。
昔からストリートで生まれるトレンドもありますよね
基本はいつの時代も変わらない!fashionの三角形
初めにこちらをご覧ください。

この図は流行への敏感度合いを図に表したものです。
1から6にかけてどんどんトレンドが浸透していくイメージです。
逆に言えば、下に行くほど層が変わり、
奇抜でない保守的なものが求められます。
構図は知っていたのですが1-6まで名称がついていたので
記載してみます。
では、1から5に浸透するまでの内容を見ていきましょうー!
※6はそもそも「服=ファッション」ではない層です。
1.イノベーター /革新者
ターゲットブランド:ラグジュアリーブランド
トレンドセッター的な位置。最新のものに身を包む人
価値観が一般層とずれている、というよりトレンドの一番先頭にいるため
まだトレンドとして認識されていないものを取り入れていたりします。
なので、必ず流行るとは限らず、先進的なものが多い印象
*ショーピース的、先進的、ブランドを体現している
2.アーリーアダプター /初期採用者
ターゲットブランド:高感度セレクトショップ・ドメスティックブランド
1のイノベーターより一般層に価値観が近いが
洗練されている、デザイン性の高い、オリジナリティ溢れている
ブランドアイデンティティを感じられるものを好む
*マーケティングでは必ずチェックすべき重要な層!
3.アーリーマジョリティ /前期追随者
ターゲットブランド:国内高感度セレクトショップ
2のアーリーアダプターを追いかけるようにしてトレンドを追う。
一般層、トレンドとして打ち出されはじめ〜浸透する層
4レイトマジョリティに近い感覚もあるが、
トレンドも感じられつつ、上質なテクスチャー、品の良いものを好む
4.レイトマジョリティ /後期追随者
ターゲットブランド:国内大手セレクトショップ
トレンドは気になるけど、あまり奇抜な格好はしたくない。
ベーシックないつもの見慣れたテイストにトレンドの要素を少し足して
今っぽく見せたい
5.ラガード /遅滞者
ターゲットブランド:ファストファッション
上層のトレンドが浸透するのはじゃあどうやって?
1や2の人たちが身につけている全く同じものがトレンドにそのままなってはいないですよね。
一般の人たちが普段に着やすい形になっています
色や形、ブランドの特徴との組み合わせ、
または一部を切り取って少しスパイス的に加える、などさまざまです。
街を歩いているとこんな時にわかる
いわゆるコレクション(パリコレ・ミラノ・ロンドン・ニューヨーク)を
チェックしていると
トレンドが一般に浸透してきた時に、例えば
「あ!あの人の服◯◯のショーで出てたデザインの色の組み合わせのニット着てる!」
私のような一般人でもコレクションチェックしていると
ここのブランドのこのディティールを吸い上げて
ベーシックな服のここに落とし込まれてる!に遭遇します。笑
不思議ですが面白いし、元ネタを知っていて服屋さんに行くと
お店によっては随所に見られたりするので
興味ある方はチェックしてみてください。
ラグジュアリーブランド・海外セレクトショップ・国内ブランドを経験して思っていたこと
順番で言うと
海外セレクトショップ>国内ブランド>ラグジュアリーブランド
*階層:2-3あたり>4>1
と言う順で働いていたのですが、
自分が好きなのは海外ブランド取り扱っているのがすごく楽しかったです
ブランドアイデンティティが詰まっていて
各国から入荷してくるストールやお洋服、アクセサリーたちは
毎シーズン感動と驚き、心揺さぶるアイテムで、
それらがデザインされた背景やなぜこのデザインなのか。
デザイナーはどういう想いで今シーズンこのテーマ、コンセプトにしたのか。
コレクションでのトレンドや社会情勢やそのブランドのお国柄、
それを受けて各ブランドが打ち出すアイテムはどんなものだろう?と。
当時販売職すっごく嫌な時期もありましたが
素敵なブランドたちのおかげで心保たれていた気がします。笑
そんなところに惚れていたので、
国内ブランド(階層で言うと4)でのアイテムは
少し物足りなく感じていました。
毎シーズン大きく変わらないデザインに少しスパイス的に
トレンドの色を使用したり、
トレンドの丈間にしてみたり
トレンドの生地、形はベーシック
物足りなさはあったものの、
こういう戦略もあるのね!と目から鱗だったのを今でも覚えています。
ベーシックな形 x 色の組み合わせ、客層が同じでも
全国で見ると関東と関西で売れ筋が違ったり、
響く言葉が違ったりとトレンドの流れとしても販売としても
発見がたくさんでした。
何を着ているから良い、悪いではなく
自分が心地よく、満足できればそれでいいと私は思います(結局笑)
私が大好きなシトウレイさんは
何を着るかではなく、どう着るか!と。♡
ブラディング、ターゲット、カテゴリの考え方は
トレンドを知るのに面白い構図なので
みなさんもそういう視点で見てみるのも良いかもしれません。
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